ブログ・SNS・アウトプットの変遷と自分なりの使い分け
インターネット上での情報発信は、ブログから始まり、TwitterやBlueskyなどのSNSへと広がった。私自身も2003年にブログを始め、BloggerやMovableType、ココログ、はてなダイアリーを経て、情報発信の手段を模索してきた。当時は購読していたブログ主を追う形でTwitterを知り、徐々に自分のソーシャルグラフを築いていったのである。
TwitterからBlueskyへ
2007年にTwitterを始めた頃はフォローする人も少なく、ブログから流れてくる情報を追う形であった。その後、ニコ生やその他SNSのアカウントも作成したが、Blueskyはnostrから出発して自分で白紙から作り上げたソーシャルグラフを持つ唯一無二の場所である。ここでは無数の人が素朴な思いつきを気軽に投稿しており、静かなコミュニティとしての魅力がある。
SNSの多様性とUIの差異
ThreadsやX(旧Twitter)など、複数のSNSを扱う上で、UIや利用者層の違いは顕著である。例えばThreadsは下書き・日時指定投稿に対応しており、利用者層も書店やアウトドアギアの店主など比較的ニッチである。Blueskyでは広告的な人が少なく、自然なコミュニケーションが保たれている。UIの整備や文字サイズの調整によって、快適さも徐々に向上しているのである。
投稿とアウトプットの方法
最近は、思いつきを短いメモ単位でSNSにポストし、それを対話型AIで古い順に整理・ブラッシュアップして文章化したうえでLeafletに投稿するというフローを取っている。このプロセスにおいてAIはあくまで誤字脱字チェックや文章の読みやすさ改善に使い、オーサーシップは自分に残すようにしている。テーマやキーワードだけをAIに丸投げして制作物とすることは避けるべきである。
SNSと自己表象
X由来の情報を引用する際、「ちょっと見かけただけ」と前置きする表現が観察される。これは情報接触と「距離を置いている」という自己表象のギャップを調整する認知的不協和の表れである。SNSは単なる情報伝達の場ではなく、主体性やセルフイメージを整える社会的・言語的実践の場でもあるのである。