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今、何が起きているのか

巨大企業が国家権力と手を組んでいる

Twitterのイーロン・マスク、Facebookのザッカーバーグ、LinkedInを持つマイクロソフト、TikTokを買収する予定のラリー・エリソン——彼らは全員、権威主義的な政権に資金を提供している。

つまり、私たちが毎日使うSNSは、もう「中立な場所」ではなくなりつつある。

ジャーナリズムが死にかけている

新聞社や報道機関は資金難で次々に閉鎖。Googleは検索結果でAI要約を表示するようになり、記事へのクリックが減って、メディアの収入も減った。

監視する目がなくなれば、権力は好き勝手できる。

あなたのデータは、あなたが知らないうちに政府に渡る

アメリカの「CLOUD Act」という法律によって、米国企業(WhatsApp、Instagram、Googleなど)は、あなたのデータを政府に渡すよう命令されることがある。しかも、あなたに知らせる必要はない。


「ソーシャルメディア」と「ソーシャルネットワーキング」は違う

ソーシャルメディア = 町の広場

  • みんなが見られる公開の場

  • メッセージを広く拡散するための場所

ソーシャルネットワーキング = 信頼できる仲間との空間

  • 内輪での相談、計画、助け合い

  • 安全に組織化できる閉じた場所

Fediverse(フェディバース)なら、両方できる

信頼できる仲間とは暗号化された安全な空間で話し、必要なときだけ公開の場に出ていく——この「群島モデル」が、弱い立場の人たちを守る鍵になる。


すべての偉大なものは、小さく具体的に始まった

Twitterの起源: TextMob

2004年、政治デモで活動家たちが使ったSMS共有ツール。「警察がどこにいる」「仲間はどこにいる」を伝えるためのシンプルな道具。

それを見たエンジニアたちが数日後に真似して作ったのが、後の「Twitter」になった。

教訓:

世界を変えるツールは、最初から「みんなのため」じゃなかった。

具体的な人たちの、具体的な困りごとを解くところから始まった。


あなたが答えるべき3つの問い

もしあなたがツールやサービスを作ろうとしているなら:

1. 誰を、具体的に助けたいのか?

「活動家」「若者」みたいな抽象じゃなくて、どのコミュニティ、どのグループなのか。

彼らと実際に会って、話を聞いて、今使っているツールのどこに困っているのか理解した?

2. なぜ自分たちがそれを作るべきなのか?

そのコミュニティに属している? 専門知識がある? 他にない技術がある?

それとも、単に「面白そうだから」作りたいだけ?

3. 今あるものより、どう具体的に良いのか?

「オープンソースだから」「分散型だから」は理由にならない。

WhatsAppの監視リスクを知りながらもみんながそこにいる理由——その痛みを、今日、どう解決するのか?


世界が必要としているのは「救世主」じゃない

Ben Werdmüllerは75のスタートアップに投資してきて、こう学んだ:

失敗したチーム:

  • 「俺たちが一番賢い」と思い込んで、勝手に解決策を作った

成功したチーム:

  • コミュニティの声を聴いて、一緒に作った

  • 間違ってたら、素直に方向転換した

必要なのは、「教えてやる」じゃなくて「教えてもらう」姿勢


脅威は現実で、あなたにも力がある

シカゴで実際に起きたこと(最近):

  • アパート全体が家宅捜索された

  • 大人は人種で分けられてトラックに

  • 子どもたちは結束バンドで繋がれた

毎週、状況は悪化している。

毎週、新しい規制が生まれ、報道機関が消えている。

でも、あなたには力がある。

あなたが作っているのは「より良いTwitter」じゃない。

弱い立場の人たちが、安全に組織化し、声を上げるための場所だ。

ただし——彼らの声を聴いて、一緒に作るときだけ、それは本当に役立つ。


まとめ: 3つの問いを忘れずに

  • これは誰のため?(具体的に)

  • なぜ自分たちが作るべき?(資格はある?)

  • 今あるものより、どう良い?(具体的に)

“The stakes are real. And there is real scope to help.”

賭けられているものは現実だ。

そして、本当に助けられる余地がある。​​​​​​​​​​​​​​​​