https://bsky.app/profile/fediforum.org/post/3m3at4wtfuo26
今、何が起きているのか
巨大企業が国家権力と手を組んでいる
Twitterのイーロン・マスク、Facebookのザッカーバーグ、LinkedInを持つマイクロソフト、TikTokを買収する予定のラリー・エリソン——彼らは全員、権威主義的な政権に資金を提供している。
つまり、私たちが毎日使うSNSは、もう「中立な場所」ではなくなりつつある。
ジャーナリズムが死にかけている
新聞社や報道機関は資金難で次々に閉鎖。Googleは検索結果でAI要約を表示するようになり、記事へのクリックが減って、メディアの収入も減った。
監視する目がなくなれば、権力は好き勝手できる。
あなたのデータは、あなたが知らないうちに政府に渡る
アメリカの「CLOUD Act」という法律によって、米国企業(WhatsApp、Instagram、Googleなど)は、あなたのデータを政府に渡すよう命令されることがある。しかも、あなたに知らせる必要はない。
「ソーシャルメディア」と「ソーシャルネットワーキング」は違う
ソーシャルメディア = 町の広場
みんなが見られる公開の場
メッセージを広く拡散するための場所
ソーシャルネットワーキング = 信頼できる仲間との空間
内輪での相談、計画、助け合い
安全に組織化できる閉じた場所
Fediverse(フェディバース)なら、両方できる
信頼できる仲間とは暗号化された安全な空間で話し、必要なときだけ公開の場に出ていく——この「群島モデル」が、弱い立場の人たちを守る鍵になる。
すべての偉大なものは、小さく具体的に始まった
Twitterの起源: TextMob
2004年、政治デモで活動家たちが使ったSMS共有ツール。「警察がどこにいる」「仲間はどこにいる」を伝えるためのシンプルな道具。
それを見たエンジニアたちが数日後に真似して作ったのが、後の「Twitter」になった。
教訓:
世界を変えるツールは、最初から「みんなのため」じゃなかった。
具体的な人たちの、具体的な困りごとを解くところから始まった。
あなたが答えるべき3つの問い
もしあなたがツールやサービスを作ろうとしているなら:
1. 誰を、具体的に助けたいのか?
「活動家」「若者」みたいな抽象じゃなくて、どのコミュニティ、どのグループなのか。
彼らと実際に会って、話を聞いて、今使っているツールのどこに困っているのか理解した?
2. なぜ自分たちがそれを作るべきなのか?
そのコミュニティに属している? 専門知識がある? 他にない技術がある?
それとも、単に「面白そうだから」作りたいだけ?
3. 今あるものより、どう具体的に良いのか?
「オープンソースだから」「分散型だから」は理由にならない。
WhatsAppの監視リスクを知りながらもみんながそこにいる理由——その痛みを、今日、どう解決するのか?
世界が必要としているのは「救世主」じゃない
Ben Werdmüllerは75のスタートアップに投資してきて、こう学んだ:
失敗したチーム:
「俺たちが一番賢い」と思い込んで、勝手に解決策を作った
成功したチーム:
コミュニティの声を聴いて、一緒に作った
間違ってたら、素直に方向転換した
必要なのは、「教えてやる」じゃなくて「教えてもらう」姿勢
脅威は現実で、あなたにも力がある
シカゴで実際に起きたこと(最近):
アパート全体が家宅捜索された
大人は人種で分けられてトラックに
子どもたちは結束バンドで繋がれた
毎週、状況は悪化している。
毎週、新しい規制が生まれ、報道機関が消えている。
でも、あなたには力がある。
あなたが作っているのは「より良いTwitter」じゃない。
弱い立場の人たちが、安全に組織化し、声を上げるための場所だ。
ただし——彼らの声を聴いて、一緒に作るときだけ、それは本当に役立つ。
まとめ: 3つの問いを忘れずに
これは誰のため?(具体的に)
なぜ自分たちが作るべき?(資格はある?)
今あるものより、どう良い?(具体的に)
“The stakes are real. And there is real scope to help.”
賭けられているものは現実だ。
そして、本当に助けられる余地がある。