今年も終わりが近づいてきたので、買って良かったもの・生活の質が向上したものを振り返ってみる。

キーボード・マウス

Rainy 75は打ち心地が極上。「キーボードを打っている」という実感と軽やかさが両立している。Cornix LPも買ったが、大西配列への移行もあり指がまだ慣れていない。来年に期待。

Evoluentのエルゴマウス。昨年末に四十肩を発症し、原因のひとつはKeychronのオルトリニアキーボードだったと思っている。愛用していたRazer Basilisk V3の親指ゴムに穴が空いたのを機に、縦持ちのエルゴマウスを探した。Razerの新作は梅田ヨドバシで試したがしっくりこず、YouTubeで調べてこの老舗メーカーにたどり着いた。加水分解しなさそうな質感で、手垢も眼鏡拭きで落ちる。

iPhone Air

iPhone 15 Pro Maxは四十肩には重すぎた。極薄のiPhoneが出ると聞いてずっと待っていた。カメラのズームが効かなくなったのは寂しいが、独特の高精細で味のある写真が撮れる。Leica Luxは解約した。軽さは最高。買ってホクホクしていたら、ゼミ生の女子もすぐに買っていて「あ…」となった。

文具

ファーバーカステル RX Gel各色Tombow MONO graph ゲルインキボールペン。自分が空間視覚思考者だという実感が湧いてきて、何をやるにしても紙とペンで考えると楽だと気づいた結果、ペン探しが再燃した。

月光荘の巨大スケッチブック。以前から小・中サイズは使っていたが、特大サイズを取り寄せた。梅田スークが閉店し、恵文社は特大版を扱っていないので、文具のナガサワ経由で入手。

FLEXNOTE。以前から気になっていたメモシステムを今年導入。

UL系ギア

Moonlight Gear Osakaのイベントで JINDAIJI MOUNTAIN WORKSのジャキさんと面識ができ、Onedayboy Slimを愛用するようになった。いろいろ散財したが、ギアは収斂されつつある。

Vivo barefoot RaⅣ(革靴)。ひたすらこれを履き続けている。

If You Haveの二つ折り財布。X-Pack素材のUL財布。二つ折りは珍しいらしい。これまで使っていたMinimalightのPLAY WALLETの角がへたってきたので代替を探し、MLGで購入。小銭の出し入れに難があるが、カードは出しやすく、何より薄くて軽い。「革財布って結構重かったんだな」と気づかせてくれた。

オーディオ

IKEA SYMFONISK(ブックシェルフ型Wi-Fiスピーカー)。1000円オフで購入。iPhoneにつないでラジオ代わりに使っている。SONOSなので値段以上に音質が良い。耳鳴りを患うようになってイヤホン・ヘッドホンをまったく使わなくなり、通勤時も音楽を聴かなくなった。

CIOのワイヤレスお風呂スピーカー。梅田蔦屋の実店舗で視聴したら、サイズや値段以上の音質だったので購入。守口市の会社らしい。お風呂で好きなプレイリストを流すとラグジュアリーな気分になる。防水、USB-C充電。

Qobuz。出るぞ出るぞと言われて突然始まったサービス。当初はUIが好みでなく放置していたが、ワイヤレススピーカー中心の生活になって需要が生まれた。Qobuz Connectでビットパーフェクト転送ができ、WiimProに飛ばすとApple MusicのAirPlayより明らかに音質が良い。LLMのサブスク料金に慣れると「こんなに安かったっけ」と思う。

デジタルデバイス

ワコム Movink 11。お絵かきに特化したAndroidタブレット。iPad miniだと文字が小さいので、電子書籍やPDF閲覧用に購入。お絵かきするぞと思って買ったものの、あまりしていない。AndroidタブレットとしてはUIが洗練されている。

Nintendo Switch 2。任天堂の抽選には落ちまくっていたが、保険で送っていた家電量販店の抽選に当選。講義中にApple Watchが震えて、はいはい落選ねと思って見たら当選していて、その場で報告しそうになったが踏みとどまった。

ウェブサービス・アプリ

Claude。今年はLLMがとんでもなく実用化された年だった。GPTを愛用していたが、GeminiやClaudeを試すうちにこちらの方が合うことがわかった。理数系はGemini 3、メインはClaude Opus 4.5。Sonnet 4.1の時点で文章作成力は他のLLMから頭ひとつ抜けていた。たまに「細木数子モード」になっていたが、Opus 4.5でファクトベース・簡潔に答えるカスタマイズを施した結果、トークン使用量も減って吉。

Spark。Mac老舗のサードパーティメーラー(ウクライナ製)。AIが搭載されてフォーカスモードが実装され、人間の注意能力に寄り添う形でメールを表示してくれるようになったので課金。Mac標準メーラーは検索がダメダメだが、こちらは爆速で大昔のメールも見つけてくれる。

Reflect。RoamResearchをシンプルに洗練させたデザインのメモアプリ。デイリーノートやノートマップも使いやすい。年2万円の契約が必要で、Blueskyもこの方式にしたらいいのでは、と思ったきっかけになったサービス。

Lerflet。ATProtoで動くブログツール。サクッと書いて速攻公開するのが得意。投稿の一部が引用されると表示してくれて便利。

Paperpile。文献管理アプリ。これまでEndnoteを惰性で使っていたが、更新料と進化速度が見合っていなかった。Paperpileはブックマークレット一発で登録でき、既存データも自動探索してくれる。Google連携でNotebookLMとの合わせ技もできるらしい。

日用品

ブルーボトルの保温マグカップ。今年は異常に暑かった。保温力はスタンレーの方があると思うが、デザインと軽さで愛用。コーヒーを入れると金属臭がする気がするので、もっぱら水用。

無印の美濃焼マグ。数年前にコーヒー豆のおまけでもらったマグが割れてしまい、似たものを探したらこれが生まれ変わったような色と質感だった。

キュキュット ゴシゴシいらずの泡パック。食洗機にかけられないものに散布して放置。水で流すだけでは不十分でスポンジは必要だが、汚れ落ちは良い。

ヤシノミ洗濯洗剤。石川俊介のYouTubeで知った。無臭で量も少なくて済み、コスパが良い。詰め替えは見かけるのに本体が売っていなかったが、ウエルシアで出会えた。

おもちゃ

ベイマックスのルームライト。去年は荷物になると思って買わなかったが、今年は訪れてすぐ購入。まったく光らせていないが、机に置いておくだけで気分が落ち着く。

ほりたみゅさんの立体数学パズル。通販で買い、ミートアップ大阪で欲しかった色を追加購入。数学の知識と技術力、センスがフュージョンするとこんな美しいものが作れるのかと驚嘆。

おかし

ロッテぶどう糖入りガム。これは究極のガムではないか(至高のガムはクロレッツの緑)。ラムネ味の風船ガム。最初はそんなに甘くないが、数分後にブドウ糖の甘みがにじみ出てくる。マイクロカプセル的なものが仕込んであるのだろう。一袋5個くらいしか入っておらず、家族で奪い合いになった。最初に買ったスーパーは「お試し入荷で今後の入荷はない」と言われ、Amazonで箱買いした。


まとめ

結局、好奇心と新しもの好きで飛びついて散財したものより、安くて機能性が高く長く使えるものが良い。そのへんのホームセンターに売っているキャプテンスタッグの火吹き棒が、どんなULギアよりも良かったりする。

一方で、LLM系のサブスクはサブスク金額の「ふつうライン」を引き上げてしまった感がある。円安のせいもあるが。