0. Overview

投稿のスタミナゲージ(1日3〜5投稿の上限)は、過去に1日50投稿して内容もエンゲージメントも希薄化した経験から生まれた。本来の機能はタイムライン上の総投稿量の制御である。だが運用の中で、告知・記事共有・コミュニティ情報提供など質の異なる発信がゲージを圧迫し、核化投稿の枠を奪っている。問題は上限の数ではなく、異質な発信行為が同一カウンターに載っている点にある。本稿はゲージを二本立てに再設計し、総量制御と核化投稿の保護を両立させる構造を提案する。

1. Definitions

核化投稿(核/kernified post):中2階の核化原則(kernification)に従い、思考の核だけを書いた投稿。キャッシュタグを伴い、1投稿1アイデア、150字基準で成立する。仕様書上の正式名称は「核化」、運用上の呼称は「核」。

伝達投稿:情報の到達が目的の投稿。イベント告知、仕様告知($cT7aZ)、コミュニティ向けの説明投稿、記事共有を含む。核化原則の適用対象外。

希薄化:投稿総量の増加により、個々の投稿が受け取る注意・反応が分散し、内容の密度とエンゲージメントがともに低下する現象。

2. Propositions

P1:スタミナゲージの機能不全は、上限数の不足ではなく、カウント対象の未分化に起因する。

核化投稿と伝達投稿は認知的に異なる行為である。思索の核を置く行為と、イベント日時を伝達する行為は、同じ「1投稿」でも消費するリソースが違う。単一ゲージでは、イベントが重なる時期に伝達投稿が核化投稿の枠を食い尽くす。

P2:カウント対象を核化投稿のみに限定すると、ゲージ本来の目的——総量制御——が失われる。

伝達投稿を完全ノーカウントにすれば、告知だけで1日10投稿する日が発生しうる。50投稿の希薄化を防ぐために導入したゲージが、伝達投稿の膨張を素通しにしては意味がない。

P3:成果報告投稿と核化投稿を同一ポストに載せると、双方の機能が劣化する。

記事共有にキャッシュタグを載せると、記事を読みたい層にはタグがノイズになる。メザニンのチャンネルを追う層には、記事リンクが核の代わりに流れてくる。一つの投稿が二つの文脈に奉仕しようとして、どちらでも中途半端になる。

P4:タイムライン上で核化投稿が告知・反復投稿に埋もれると、フォロワーの認知コストが上昇し、アカウント全体が「宣伝」に見えるリスクが生じる。

3. Corollaries

C1(P1, P2より):ゲージを二本立てにする。第一ゲージは核化投稿(3〜5/日)、第二ゲージは伝達投稿(3〜5/日)。メンション・リポストのみ完全ノーカウント。これにより核化の枠が伝達に食われる問題を解消しつつ、総量の暴走も防げる。

C2(P3より):記事共有はタグなしの独立投稿として行い、伝達投稿としてカウントする。その記事から核を抽出する場合は別ポストで核化し、第一ゲージでカウントする。

C3(P4より):告知の反復には上限ガイドラインを設ける。1イベントにつき初報+リマインドの最大2回を第二ゲージ内で処理する。それ以上の到達が必要な場合はリポストで対応する。

C4(C1より):投稿行為は三層に分離される。第一層が核化投稿(第一ゲージ)、第二層が伝達・成果報告(第二ゲージ)、第三層がメンション・リポスト(完全ノーカウント)。二本のゲージの合計が日あたりの総投稿量の上限として機能する。

4. Open Questions

写真だけの投稿(駅の歯ブラシ等)に命名や問いを加えた場合は核ゲージ対象になる。では写真+一言感想(命名未満)の投稿はどの層に入るか。第三層(ノーカウント)か、伝達でもない別の分類が必要か。